アメリカでプリペイドSIMを買ったときの話

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前書き

たった1週間だが急遽アメリカに滞在することになったので現地でプリペイド SIM カードを調達することにした。

本来なら日本で下調べをし、旅行者用のSIMカードを注文してタラップを踏んだときから使えるのが理想だったがその時間がなかった。

本記事ではニューヨークのどこでSIMカードキットを入手できるのか、どのような体験だったのかを載せていこうと思う。

ちなみに成田や羽田でも旅行者用SIMやWi-Fiを販売しているブースや自動販売機があるため、心配な方は事前にこちらで購入しておくのが良いかもしれない。

羽田空港 SIMカード自販機

JFK空港到着からNY市内へ

降り立ったジョン・F・ケネディ国際空港でもSIMカード販売機が各所に設置されていたが、どうせならニューヨーク市内で安い通信会社のものを探してみることにした。

蛇足だがJFKのパブリックWiFiはかなり繋がりづらく、地図アプリのデータを読み込むのにも時間がかかったので事前に目的地への地図のスクリーンショットなどを保存しておいた方ストレスが少ない。

JFK空港内のSIMカード販売機

滞在するホテルでWi-Fiが無料で使える環境だったので外出時はとりあえず電話とGoogle Mapsが使えれば良い、という条件で探すことにした。

JFK AirTrain

空港を出発したのが6時ということもあり、外はまだ明るかった。夏のニューヨークは8時頃まで明るい日もあるので時差ボケとあいまって心身ともにかなり混乱する。

7:30PMのニューヨーク

マンハッタンに到着したのが夜の9時だったが24時間やっている薬局やコンビニエンスストアがそこかしこにあり、ものが買えなくて困るということはなかった。

マンハッタン、21時

ただニューヨーク市内の大通りに面している店は物価が高い。今度行くときは下調べしてから安いサービスなどを利用したいと切に思った。油断するとあっという間に旅費を使い切ってしまうのでよく計画を練った方が良い。日本では割高に感じていたスターバックスがかなり良心的に感じるほどだ。

格安プリペイドSIMの入手場所

私がオロオロしながら探し回ったが結論から言うとコンビニ、薬局、家電量販店など割とどこでも入手可能。しかしSIMキットを販売していない店舗もあるので何件か回る必要があるかもしれない。

241 W 57th St, New York, NY 10019

まずNYに到着してから向かったのが米国最大の薬局・コンビニエンスストア・チェーン店CVS(Consumer Value Stores)pharmacy。日本のドラッグストアにコンビニエンス・ストアを足したようなお店。

かなり大掛かりでビルの二階部分まで使っている。一階は食品、二階は雑貨や薬局が入っている。こういったチェーン店にはスマートフォンの周辺機器なども取り扱っているところが多い。

CVS プリペイド SIM 売り場

ここでパケットをチャージするためのコードが記載されているカードを手に入れることができた。

しかし肝心のSIMカードが販売されておらず、後日Best Buyで買うことになる。

BestBuy 1880 Broadway, New York, NY 10023

日中ならばBest Buyで買うことをおすすめする。店員さんはあまり親切とは言えなかったが、品揃えは確かだ。SIMフリーのスマートフォンも割と安く手に入る。

余談になるがアンロック・SIMフリー機として売り出されている端末であっても特定の通信帯域にしか対応していないスマートフォンもある。ソフトウェアでの縛りはないがハードウェアで縛っているのだ。

なるほど、こんなセコい法の穴をかいくぐった商売もあるのだなと感心した。

その後、散策していたら別のコンビニエンスストアでSIM kitが販売されているところも発見した。キットの種類は少なくなるがわざわざ家電量販店に出向かなくても買える店があるようだ。

Duane Reade 4 Columbus Cir, New York, NY 10019

開封と導入

クリックして拡大

今回購入した SIM キットは T-Mobile 傘下の MVNO、 Simple Mobile 。通話・SMS・データ通信無制限だが、4G通信できるのは最初の1GBだけで以降は2G通信になる。25ドルという格安で30日間使える。契約なしなので面倒くさい手続きは一切しないで使える。

SIM kit
T-Mobile 対応、GSM

SIMカードは通常のSIM、nano-SIM、micro-SIMとすべての大きさに対応している。日本の業者も見習ってほしいものだ。

当たり前だが、アンロックされた SIMフリー機でないと使えない。

電話番号の使い回しをしない限り使い方も簡単で、SIMを挿入すれば、携帯の方で有効化に必要なプロンプトが表示される。

プリペイドカードの下部に銀のスクラッチシールがしてあるところがあるのでコインで削る。

このXperia X F5122がグローバル端末ということもあり、プリペイドカードに記載されていたPIN15桁の番号を入力するだけで通信することができた。対応していない端末はsimplemoble.comへアクセスしてアクティベートしないといけないかもしれない。

場所にもよると思うが、下り50Mps以上は安定して出していたので通信速度には不満はなかった。

滞在最終日に4G LTEを使い切ってみたが2G通信は使い物にならなかった。LINEすらまともに使えない速度だ。 滞在期間が長い場合は3GBタイプなどを購入したほうが良い。

今回、現地でプリペイドSIMを調達したわけだが、いずれも米国人向けのサービスだ。日本で事前にSIMを用意した方が他のことに時間を使えるし安い場合もある。

だが最後の手段として知っておくと役に立つかもしれない。

おわり

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