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「aiwa display B27-2」激安27インチ・FHDモニターをレビュー

aiwa display B27-2 ハードウェア

TL;DR (マトメ)

・圧倒的な低価格
・軽量
・3方スリムベゼル
・視野角が広い
・高リフレッシュレート 100Hz
・ノングレア
・ブルーライトカット機能
・フリッカーフリー技術採用
・VESAマウント対応

・27インチにしては低解像度(FHD)
・スピーカー非搭載
・クリエイティブ用途としては色域が物足りない
・設定ボタンがやや使いづらい
・スタンドの昇降機能がない
・応答速度がやや遅い

IPSパネル採用の広視野角、法人向け27インチモニター。

軽量で取り回しが楽、ベゼルも狭くマルチモニター環境を構成する際も隙間が少なく違和感が少ないです。

ただし、パネルの大きさの割に解像度がやや低く、機能が少ないです。

サブモニターとして割り切って使えば高コストパフォーマンスな良い商品です。

イントロダクション

aiwa display B27-2(型番: JA5-DSP2703)は、27インチのフルHD液晶モニターです。

テクミラホールディングスの子会社であるアイワマーケティングジャパン株式会社が、超軽量液晶モニターシリーズ「aiwa display」シリーズの27インチモデルとして2023年末に発売しました。

もともとビジネスユース(業務用)として販売されていましたが、最近はコンシューマー市場にも格安で流れてきています。おそらく商品名の「B27-2」は、Bは「Buisness」、27はインチ数、-2は、その第二世代を意味するのでしょう。実にわかりやすい。

aiwa display B27-2 仕様詳細

型番:JA5-DSP2703 / JAN:4573636500023

画面サイズ 27インチ
表示方式 / パネル IPS液晶(非光沢 / ノングレア)
画面解像度 1,920 × 1,080 px(フルHD)
アスペクト比 16 : 9
画素ピッチ 0.311(H) × 0.311(V) mm
最大表示色 1,677万色
色域 NTSC 76%
視野角 左右 178°、上下 178°(標準値 / CR≥10)
最大輝度 250 cd/m²
コントラスト比 通常時 1,300 : 1(最小 1,000 : 1)
応答速度 通常時:14ms(使用環境により最大20ms)
最大リフレッシュレート 100Hz
アイケア機能 ブルーライト低減機能 ◯ / フリッカーフリー ◯
入出力端子 HDMI ×1、VGA(D-sub15) ×1
スピーカー 非搭載(※音声出力機能なし)
電源 AC電源アダプター(AC100V〜 50/60Hz 12V/3A)
VESAマウント ◯(100mm × 100mm)
チルト角(角度調整) 上 15° / 下 5°
外形寸法(幅×奥行×高さ) スタンド含む:W612 × D213 × H442 mm
スタンド無し:W612 × D42 × H359 mm
重量 スタンド含む:約3.25kg
スタンド無し:約2.97kg
動作環境 温度:0℃ 〜 50℃ / 湿度:5% 〜 90%(結露なきこと)
同梱物 AC電源アダプター&電源ケーブル、スタンド(台座部・支柱部)、
HDMIケーブル(1.5m)、スタートガイド(保証書添付)

外観・デザイン

法人向け製品なのでパッケージの印刷は黒のみです。

開封してまず驚くのはその軽さ、とベゼルの薄さ。この価格でこの極狭ベゼルはお買い得

本体下方。

背面はもっと素っ気ないと思っていましたが、マットとブラッシュ仕上げのプラスチックを組み合わせており、意外とおしゃれに見えます。

コントロール系はディスプレイの右下部にあります。←から、「電源」「戻る」「▼」「▲」「メニュー」です。

出力ポートは HDMI と古き良き VGA のみ。オーディオ出力など無駄なものを一切排しています。

スタートアップガイドと、サポートを受けるための aiwa ユーザー登録の案内書です。紙類は以上です。

スタンド

スタンドの首の部分は金属性ですが、ホッソリとしています。

土台の部分は本当に金属製か?と疑うほど軽いです。

組み立てはネジを締めるだけ、と実にシンプル。

スタンドはこちらのマウントにスライドさせます。外す際はマウント上の切り抜きボタンを押しながらスタンドを引き抜きます。

マウントカバーなどは特に付いてきませんでした。

電源アダプター

以前使っていた Phillips の PLS LED パネル(246E7QDSB/11)よりも若干大きいが、一般的な電源AC アダプターとしては、普通サイズ。ケーブルも太すぎず細すぎず。

AC100V~ 50/60Hz → 12V / 3A から、ACアダプターの最大出力は 36W となります。

27インチディスプレイとしては省エネ寄りといえるでしょう。

EDID情報

aiwa は中国深圳に自前の工場を持っているのでそこで製造している可能性もありますが、EDIDを覗いてみると製造元が PNP (XYM) と出てきました。

おそらく委託製造されたものでしょうか?

ChatGPTに聞くと深圳市熙雅盟電子科技有限公司(Shenzhen Xiyameng Electronics & Technology Co., Ltd.)という企業が有力な委託先らしいですが、おそらく分解しなければ詳細はわからないでしょう。

aiwa display B27-2 の評価

パネル | 広視野角なIPSパネルを採用

上下左右178°の広視野角なIPSパネルを採用。色ムラもなく、見やすいディスプレイです。使ってみるとやや白みが強いかな、と感じます。少しコントラスト高めで使うのが良いかもしれません。

最大 250 cd/㎡ と一般的なIPSディスプレイとしては普通の輝度です。明るい部屋ではやや物足りないこともあるかもしれません。

最大表示色は1677万色、色域は標準NTSC 76%と、これも事務用・家庭用のモニターとしては普通の性能ですが、広色域とは言えません。写真や動画編集を行うプロフェッショナル用途には向かないパネルです。

解像度はFHD(1920×1080)と、27インチにしては低めです。文章編集などをしているとピクセルが1メートル離れても割とくっきりと見えます。目的によってはメリットにもなりえますが、神経質な人はいつまでも気になるかもしれません。

筆者はもともと本機をサブモニターとして購入したので横で動画を再生したり、資料表示用、Web閲覧、などをしていてすぐに慣れました。ですが、常に視線が集中しているメインモニターとして使用する場合は留意が必要です。

まあ、この価格帯で QHD(2560×1440)以上の高解像度モニターなんて存在しないので不当な評価ではあります。27インチQHDモニターの場合は少なくとも二倍の値段はします。

取り回し | 軽量かつスリム

液晶パネルの最も薄い部分はわずか7mmというコンパクトさを実現しています。

スタンドを除いたモニター本体の奥行きは、42mm となっており、壁際や奥行きの浅いデスク上でも圧迫感なく設置できます。

スタンドを含む全体の重量は約3.25kgに抑えられています。

スタンドを外した本体のみの重さは 3kg を切る 2.97kg と非常に軽量です。初めて手に持ったとき、思わず「軽っ」と声が出ました。市販のモニターアームや壁掛け金具に取り付ける際も、耐荷重の心配や設置時の負担が少なくスムーズに移動・調整が可能です。

ベゼルレス | 3辺フレームレス

aiwa display B27-2

上・左・右の3辺の枠を削ぎ落とした3辺フレームレス構造を採用しています。IPSパネルので、フレームレスと言いつつ、構造上完全なベゼルレスは無理です。しかし、狭額縁が図られておりフレームは細いです。

27インチの大画面でありながらボディ全体のサイズ感を抑えられるだけでなく、モニターを2台並べて使用する際にも画面と画面のつなぎ目が気になりにくく、作業に集中できます。

そこそこ有名な国内企業 | aiwa サポート

aiwa 製品のお問い合わせや修理対応は、親会社である「JENESISの国内サポートセンター(宮崎県)」が一貫して行っています。海外拠点への転送などがなく、経験豊富なスタッフが日本語で丁寧に対応してくれるため、パソコンやモニターの設定に不慣れな初心者の方でも安心して相談できます。とのこと。

aiwa といえば、全国の家電量販店にも多くの製品が並んでいる企業。そこそこ名のしれた国内企業なのでサポートについては安心感が結構あるのかなと思います。

気になるところ

可動域が狭いスタンド

もはやスタンドをつけてくれるだけありがたく思えよ、というような価格ですが、スタンドがやや背が高く、上チルト角もやや狭く感じます。VESA対応でモニターアームに取り付ける前提の商品だと思います。

それにメタルスタンドとの触れ込みですが、すべてが金属製ではありません。足の部分は合成樹脂なので、おそらくあまり力を入れすぎると、バキっていくと思います。

やや低解像度

まあこの価格帯の 27インチディスプレイを探している人は承知のことと思います。

前述したように、FHDはやはり解像度がやや低いと感じることがあります。

GPUやシステムに無駄な負荷がかからないし、ドットがくっきりと見えるので、文字が読みやすかったり、画像編集の際も大きく見えるなどのメリットもありますが、留意が必要です。目的に合わせてご購入を検討してください。

応答速度がやや遅い

パネルの応答速度は 14〜 20ms です。動画視聴や事務用途などでは問題ないですが、ゲーム用途として遅めです。

さらに賛否両論がありますが、 Adaptive-Sync 技術について記載がないので非搭載かとおもわれます。ゲームをする人は Adaptive-Sync を OFF にしている場合がほとんどだと思いますが、購入する場合は注意してください。

同価格帯製品との比較

価格.com で最安の 27インチFHDディスプレイを3つ比較してみました。(2026年9月29日)

27インチ フルHD液晶モニター 3モデル比較

スペック項目 aiwa display B27-2
(JA5-DSP2703)
AOC 27B2H2/11 Philips 271V8L/11
価格.com 最安価格 ¥10,980 ¥11,480 ¥11,800
画面サイズ 27インチ 27インチ 27インチ
パネル種別 / 表面処理 IPS液晶(非光沢) IPS液晶(非光沢) VA液晶(非光沢)
画面解像度 / アスペクト比 1,920 × 1,080 px (16:9) 1,920 × 1,080 px (16:9) 1,920 × 1,080 px (16:9)
最大リフレッシュレート 100Hz 100Hz 75Hz
応答速度 14ms(通常時) 4ms(GtG) / 1ms(MPRT) 4ms(GtG)
最大輝度 250 cd/m² 250 cd/m² 250 cd/m²
コントラスト比 1,300 : 1 1,000 : 1 3,000 : 1
最大表示色 / 色域 1,677万色(NTSC 76%) 1,670万色(sRGB 102%) 1,677万色(sRGB対応)
視野角 上下左右 178° 上下左右 178° 上下左右 178°
アイケア機能 ブルーライト低減 / フリッカーフリー ブルーライト低減 / フリッカーフリー ブルーライト低減 / フリッカーフリー
同期技術 非対応 Adaptive-Sync Adaptive-Sync
入出力端子 HDMI × 1、VGA × 1 HDMI × 2、音声出力 × 1 HDMI × 1、VGA × 1、音声出力 × 1
スピーカー 非搭載 非搭載 非搭載
VESAマウント 100 × 100 mm 100 × 100 mm 100 × 100 mm
チルト角(角度調整) 上15° / 下5° 上20° / 下5° 上20° / 下5°
外形寸法(幅×奥行×高さ) W612.0 × D213.0 × H442.0 mm W612.8 × D183.0 × H456.4 mm W613.0 × D231.0 × H456.0 mm
重量(スタンド含む) 約3.25kg(本体 約2.97kg) 約3.50kg(本体 約3.20kg) 約3.94kg(本体 約3.48kg)

※アーウィンジャパンのディスプレイはスペック表がどこを探してもなかったので除外しました。

価格と重量では、 aiwa display B27 が圧勝していますが、応答速度とオーディオ出力など、機能面で劣っているところがあります。

それぞれどんな人におすすめ?

  • こんな人に「aiwa display B27-2」はおすすめ :
    • コストを抑えたい人
    • ノートPCのサブモニターや、モニターアームを活用したスリムな作業環境を作りたい人
    • 国内サポートによる手厚いアフターフォローや日本語対応を重視する初心者・法人用途
  • 他のモデルを検討すべき人 :
    • 応答速度や画面同期(Adaptive-Sync)を重視してPCゲームをプレイしたい人は、AOC 27B2H2が適しています
    • 明暗差の大きい映画鑑賞などで高いコントラスト比(3,000:1)を求める人は、Philips 271V8LなどのVAパネル機が適しています

総括

「aiwa display B27-2」のディスプレイパネルは、27インチ・フルHDとしては平々凡々な性能です。パネル性能に目立った弱点もありませんが、目立った特徴もありません。

製品全体としてみると、無駄な機能がオミットされた、ベゼルが狭く、スリムで軽量なディプレイです。取り回しが良く、まさに業務用といった感じです。

さらに本製品最大の特徴はやはり価格、10,000円台で買える高コスパモニターです。ゲーミングやクリエイティブ用途としては性能不足ですが、この価格帯でそれを求めるのはお門違いだと思います。

購入したばかりなので、耐久性に関してはまだなんとも言えませんが、法人向けを謳っていることから期待したいところです。

お わ り

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