Thermaltake「Contac Silent 12」安いが確かな静音・冷却性能

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Ryzen CPU に付属してくるクーラーはそこそこ優秀なのだが音と夏場の空冷性能に不安を覚えたのでサードパーティのCPUクーラを探すことにした。

Contac Silent 12 を選んだ理由

旧PCに使っていたサイズ社の「虎徹 (SCKTT-1000)」を使っていた。大型のヒートシンクに大型の静音ファン、サイドブロー方式で CPU を冷やすというコンセプトを大変気に入っていた。

しかし、虎徹は AM4 ソケットのマザーボードに載せるには新たにブラケットを購入しなければならず、それならば新しい物を購入したほうが良いだろうということで行き当たったのが、Thermaltake 社の「Contac Silent 12」(CL-P039-AL12BL-A)。

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虎徹 Mark II」 ならば AM4 に載せることができるが、虎徹はヒートシンクを固定する際ネジを使う。これはPCの組み立てに慣れている玄人が取り扱う場合はメリットになりうるが、年数回くらいしかPCケースを開けない身ではどれくらいのテンションをかければ正しいのかよくわからなかった。 Contac Silent 12 はクリップ式なのでネジの締め具合について悩むことはない。

スペックシート

材質銅、アルミニウム
ヒートパイプ4本(直径6mm)
ファン120mm ファン×1(PWM対応)
ファン回転数500~1,500rpm(低ノイズケーブル 使用時:400~1,100rpm)
風圧1.68mmH2O
風量74.33CFM
ノイズレベル28.8dBA(低ノイズケーブル使用時:22.1dBA)
定格電圧12V
定格電流0.17A
入力2.04W
コネクタ4ピン
ファン寿命40,000時間
本体サイズ75.3(L)×127(W)×153(H) mm
重量700g
対応CPUソケットIntel:LGA1366/1156/1155/1151/1150/775
AMD:AM4/FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2

ギャラリー

43枚ものアルミフィンが取り付けられている。

ヒートシンクは銅製のパイプとアルミ製のフィンを組み合わせて作られている。熱伝導率が高いヒートパイプはヒートシンクから曝露しているので CPU と直接接触する。これを知らずに購入したので儲けものだった。虎徹も同様にパイプに銅が使われていたが、アルミのヒートシンクの中を通っていたのでこちらの方が熱伝導率は高そうだ。

初見だと銅とアルミの間に凹凸があるのではないかと心配になるが、つるつるしており、キレイにカット・仕上げがされているので接触影響はなさそうだ。

固定方式はクリップ式。後述するがこのクリップが硬くてやたら取り付けにくいのが唯一の欠点。

銅製のヒートパイプがちゃんと上まで通っているのがわかる。

Intel CPU ソケット用のブラケット

付属品は LNC(Low-Noise-Cable 低ノイズケーブル) 、2g の CPU グリス、プッシュピン、ファンクリップ。LNCを使用することで回転数を抑えることができ、より静音化できる。

大型の12mm ファンは油圧式ベアリングが採用されており、静音性と耐久力ともに高い。

取り付け

ASUS PRIME B450 PLUS マザーボード

AMD純正のファンを取り付けた状態。この空冷ファンはコンパクトな割にかなり性能が良いので、スリム PC には大変良い。

Ryzen 5 2600X

クリップを引っ掛ける土台を取り付ける。付属の袋に入った CPUグリス を塗った状態。少々見苦しくなってしまった。

ファンのクリップを引っ掛ける。このクリップがやたら硬く、マザーボードにヒビが入ってしまうんではないかというほど力を込めなければならなかった。なるべくマザーボードに負担がかからない取り付け方法を見つけたので別記事で後日解説する。

装着完了

メモリのクリアレンスはギリギリだがわずかに隙間があり、メモリの取り外し取り付けも行える。メモリへの干渉を抑えることを念頭に設計されている。

確かな静音と冷却性能

細かくデータを取ったわけではないが、室温平均 25° で 5° くらい下がった。

ストッククーラーだと高負荷時に 70° 付近まで上昇することがあったが、 このクーラーだと 65° 前後に抑えられている。AMD 純正クーラーは優秀なのでそこまで劇的な変化は見られないが静音化と5°も下がったことことを見れば導入して正解だった。

価格も ¥2,000 前後なので手を出しやすいのも高得点だ。

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