オンイヤーヘッドホンの到達点「KOSS KPH40」をレビュー

ハードウェア
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前回KPH30iを解説レビューしましたが、去年末にKOSSの新型ヘッドホンがリリースされたので早速買ってみることにしました。

このKPH40こそがPorta Proの直系と言って差し支えないでしよう。

この記事は私の財布の提供でお送りします。

スペック

  • 周波数 – 15-25,000 Hz
  • インピーダンス- 60 Ohms
  • 101 dB SPL
  • ケーブル長 – 1.2 m
  • ジャック経 – 3.5 mm

極限まで無駄を削ぎ落としたデザイン

形はソニー初代ウォークマンと同時発売されたヘッドホン MDRシリーズとそっくりです。ちなみにMDR-3は2022年現在中古で2万円以上で取引されています。

Koss KPH40

KPH40はKPH30よりさらに無駄を削ぎ落とし、ヘッドバンドは弾性のあるテフロン加工の細いスチールのみになりました。このことにより耐久性が向上し軽量化が図られ使いやすくなりました。指紋などの汚れがつきにくく清潔です。

Koss KPH40 headband

KOSS自身が6時間に及ぶストレステストを早送りなしで公開するという面白いことをしており、耐久性の高さに自信があるようです。

アジャスタ部分はかなり華奢に見えますが良い素材を使っているようで形状を記憶しなかなか変形もしません。

スチール性なので強い力を与えればある程度自分の頭の形に合わせて整形もできます。金属製と言ってもPorta Proと違って一枚の細い板でできておりアジャスターは側面に変更されたため、髪の毛が挟まる心配はありません。

快適なつけ心地

KPH40のバンドとドライバのつなぎ目にはPorta Proと同様、ボールジョイントが使われています。このため可動域がかなり良いです。KPH30iのようにプラスチックがきしむ不快な音は鳴りません。

Koss KPH40 joint

ハッドバンドが細い金属一枚なのですぐに脱落してしまうのではないかと思われるかもしれませんが、総重量がわずか60グラムにも満たないので滅多なことでは外れません。イヤパッドも厚さはそこまでありませんが旧来モデルよりも柔らかいです。

ドライバのハウジングもおそらくPorta Proのデザインを流用しているため、シンプルな丸形にも関わらず耳への負荷は少なく長時間つけていても快適。オンイヤータイプなので夏場は蒸れにくくメガネをかけていても耳周りを圧迫しません。

耐久性があるフラットケーブル

ケーブルはKOSS製品で長らく使われていた細い丸形ケーブルではなく、フェットチーネのようなフラットケーブルです。

Koss KPH40 cable
Koss KPH40 ケーブル

ケーブルが絡まることが少なくなり、さらに頑丈になりました。Porta Proはしょっちゅう断線しましたがこちらは長持ちしそうです。素材もつるつるしたラバー製のためケーブルが布擦れして不快な音を立てることがないです。

別売りですがUSBとライトニング変換ケーブルも売られています。Bluetoothアダプタもほしいところです。

深い低音と鮮明な高音

KPH40はKPH30iと似た低音重視の音ですが、より低音のバランスがよくなったように感じます。

どのように実現しているのかわかりませんが小さなオープンバック・ドライバにも関わらず、すごく良い低音が出ます。ズシンとくるようなサブベースは控えめですがミッドベースがよく出るのでパンチのある低音が出ます。

それでいて高音中音も潰れることなくしっかりと出ており、バランスの良いヘッドホンです。そこらへんの低音をブーストしているだけのヘッドホンとはわけが違います。

価格と入手場所

発売当初は一瞬で売り切れましたが数ヶ月経った現在米国のネットストアならば簡単に手に入れることができます。価格はMSRPで39ドル、安いときは20ドルほどで購入できます。

日本でも売られ出していますが配送料が本体価格と同じくらい高いという馬鹿げたことになっています。さらに本体がジャパンプレミアム価格ということで合計で10,000円ほどになってしまいます。

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おわり

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