「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」価格破壊、高音質なクリップ型をレビュー

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SOUNDPEATS CC イヤーカフ

※ メーカー様からご提供していただいたサンプルを使用してレビューを行っています。

昨今、カナル型イヤホンを長時間つけていると耳の中にカビが生えたり外耳炎のリスクがあることが周知されてきました。耳にシリコンを突っ込むのは不清潔であまり気持ちの良いものではないと気づいた人が増えてきたため、耳をふさがないタイプのイヤホンが大流行しています。

穴開き型、ネックバンド型、耳掛け型やクリップ型などなど数多の種類の製品が発売され、世はオープンイヤー / フロート型イヤホン戦国時代に突入しました。

そんな中、SOUNDPEATS 社が『SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン』を携えて参戦してきました。

SOUNDPEATS はリーズナブルな割に音質が良いオーディオ機器を作ることで評判の中国のシリコンバレー、深圳しんせんに本拠地を構えるメーカーです。海外のみならず日本でも着々と知名度が上がっています。

国内のサポートも日本現地法人「SoundPEATS Audio JAPAN」が担っているので安心です。

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外装・パッケージ

外箱などには「PearlClip Pro」(パールクリップ・プロ)という製品名で記載されていますが、本製品の形状がアルファベットの「C」に似ていることと、読みやすく覚えやすいよう「CCイヤーカフイヤホン」に発売前に改名されたようです。

たしかに後者のほうがキャッチーで覚えやすい。

内容物は本体、USB Type-C to Type A、ステッカー、ユーザーガイドとマニュアルです。

書類です。説明書はちゃんと日本語にも対応しています。マスコットの PEATSくん のステッカーもついてきます。

ケース兼充電器は光沢のあるグロッシーなブラック色にグリターが入っておりオシャレです。

本体はクリスマスツリーのオーナメントみたいにめちゃ光を反射します。撮影者も映り込んでおります。

アクセサリーのようにスタイリッシュなのでファションの一部として取り入れることができます。

スピーカーグリルの形状は耳の穴に沿って作られた特殊な形をしています。

両側にマイクがついているので通話も可能です。Bluetooth イヤホン全般に言えることですが通話品質はあまり良くありません。

ですがノイズキャンセリングがそこそこ効いているので短い会話程度ならば許容範囲と言った感じです。

スペック・製品仕様

素材シリコン製
ニッケルチタン形状記憶合金(ワイヤー部分)
ドライバー方式12mm デュアルマグネットダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz—20KHz
対応コーデックAAC、SBC
BluetoothバージョンBluetooth5.4
最大持続時間(単体)
※AAC、60%音量、正常モード。
ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF
6時間
最大持続時間(ケース込み)
※AAC、60%音量、正常モード。
ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF
24時間
重量 (片側)約5g
重量 (充電ケース)約47.34g
サイズ (片側)31.34×14.69×29.05mm
サイズ (充電ケース)72.21×24.15×45.53mm
充電時間 (イヤホン)約32分
充電時間 (充電ケース)約106分
充電コネクタUSB Type-C
急速充電対応
内蔵マイク片側1基
左右チャンネル自動適応対応
ダイナミックEQ対応
ムービーモード(疑似サラウンド)対応
通話用(ENC)ノイズキャンセリング対応(AI駆使)
マルチポイント対応
ゲーム(低遅延)モード対応(0.06s)
防水性能IPX5
付属品SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン本体
充電ケース
Type-C充電ケーブル
日本語取扱説明書
アプリガイドカード
通常価格7280円
発売日2024年11月25日

連続再生時間は6時間とかなり長く、ケースのバッテリーと合わせると24時間持ちます。

IPX5対応なので多少の雨の中でも使用することができそうです。

使い勝手・操作性

Bluetooth のペアリングとリセットはケースの右側にあるボタンで行います。

急速充電に対応しており、わずか10分の充電で2時間の再生ができます。

磁石が内蔵されているのでイヤホンを近づけると吸い付くように収納されます。

ケースに入れると勝手に左右のチャンネルを自動的に適応してくれます。次回ケースからイヤホンを取り出すとき右側に入れたイヤホンが右耳用になり、左側に入れたイヤホンは左用になるわけです。なのでケースに仕舞うときに左右気にする必要がありません。便利になったものです。

スピーカーグリルがある方のパネルのみがタッチセンサーになっており、ここで音量その他のコントロールを行います。タッチ範囲は狭めなので慣れが必要ですが、かけ直しのときに誤タップが起きにくいというメリットがあります。

反応速度はやや遅めで曲戻し / 曲送りすると曲の最初の1〜2秒くらい聞こえないのがちょっと気になりました。ソフトウェアアップデートによって修正されることを期待したいです。

専用アプリ「SoundPeats」でキーのカスタマイズができます。

音質

音質は素晴らしいの一言です。この価格帯の小型オープンイヤーの Bluetooth にはあまり期待していなかったのでさらに驚かされました。

音はニュートラル寄りのクリアで明る目な音ですが大口径の12mmダイナミックドライバを搭載しているので低音もそれなりに効いています。情報量の多い曲も特定の音域が潰れることなく、細かなディティールもしっかりと再現できています。

高音〜低音までバランスが良くまとまっていますが、ヒップホップなどのサブベースをズンズンと効かせたい曲を聞くと低音がやや弱いかな、という場面もありました。

そこで低音をブーストしたいときは「SoundPeats」アプリのイコライザーを使って調整すると結構迫力のある低音が出せます。「ダイナミックEQ」を有効化すると音域とサウンドステージが一気に広がります。

クリップ型イヤホンで有名どころのメーカーかつこの音質で 10,000円以下は価格破壊と言って良いと思います。

装着感

装着感は不安を覚えるくらいゆるく感じますが、耳輪じりんが絶妙な圧で挟み込まれ、本体(片側 5g)が軽量なのも相まって、走っても首を振ってもズレることはあれど一度も落ちませんでした。慣れてくれば気にならなくなりますが使い始めたときはいつ脱落するかハラハラしました。売り文句の「耳への圧迫感がゼロで、羽のように軽いイヤーカフ型イヤホン」に違わぬ装着感です。

メガネをかけている方には非常に相性が良いです。なんせ耳に挟み込んでいるだけですから一切干渉をしません。

またブリッジ部分はニッケルチタン合金製形状記憶ワイヤーが使われており、柔軟性があって装着する際に痛くありません。肌に触れる部分はシリコンなのでブラスチック製のクリップと比べて柔らかく肌触りが良いです。

あと、あまり行儀の良い話ではありませんが、カナル型は食事をしながら装着していると不快な雑音と圧迫感が生じ、終いにはポロリと落ちてしまうことがあります。イヤーカフ型だとそういったことがありません。音楽を聞きながらガムを噛む人にも良いと思います。

装着は下の画像のように行います。

難癖をつけるとすれば最適な位置にイヤカフを装着するのに少し時間がかかるという点でしょうか。これも慣れの問題かと思いますがもう少し耳の裏側からイヤホンの位置を保持してくれるような形状をしていれば更によかったです。まあそこを変えてしまうとせっかくのデザインが損なわれてしまうので悩みどころではあります。

音漏れや使用環境など

音漏れに関してはスピーカーグリルが耳穴に向かって音を出力してくれる特殊な形状なのでオープンイヤー型の割に少ない部類だと思います。

しかし耳と密着していないので大音量にするとやはり音漏れはあります。電車内や図書館、学習室などで爆音で音楽を流していると音が漏れて目立ってしまうでしょう。

一方で環境音が丸聞こえなので自宅でリモートワークや家事、ショッピングやウォーキングをする際は最適なイヤホンです。周囲で起きたことにすぐに気がつけますし、人と一緒にいるときでも音楽を聞きながらすぐに会話に返事ができます。

ランニングやワークアウト時など激しい運動時の使用に向いているか、に関しては耳の形状によるところが大きいでしょう。耳の厚みが薄い人や対珠周りが特殊な人はイヤホンの挟み込む圧が足りなくて、激しく動くとズレてしまう可能性はあります。

ただ他のレビューを見ていると筆者より耳が小さな方でも問題なくジョギングで使用できているとの報告があるため、実際に試してみるまではわからない部分もあります。

メーカーは開発にあたって大量の耳データを元に形をデザインしている、と説明しているので大半の方は問題のないと思われます。

専用アプリ「SoundPeats」

SOUNDPEATS社は「SoundPeats」というそのまんまのわかりやすいアプリを Android / iOS 向けに提供しています。このアプリを通じてイヤホンのファームウェアのアップデートを行ったり、設定の変更を行います。

左のスクリーンショット画像はメイン画面です。

各モードへの有効化や「ダイナミックEQ」など多くの設定がワンタップで行えます。

イコライザー設定画面ではプリセットデータが用意されています。自分でカスタマイズすることもできます。

また「適応型EQ(アダプティブEQ)」ではその日の耳の調子や装着加減に合わせて音を出して診断し、最適な設定に調整してくれます。

ショートカットの設定画面です。

タップや長押しで実行される機能を自由に変更することができます。

その他の機能の設定画面です。ファームウェアのアップデートやリセット、イヤホンを探す機能などがあります。「イヤホンを探す」機能は最大音量でベルの音を鳴らしてユーザーにイヤホンの位置を知らせる機能ですが、意外なくらい大きな音でカバンに入れた状態でも聞こえました。

案内音声の言語設定も行えますが、日本語設定にすると端末と接続するときに「こねくてぇっど」というカタカナ英語をそのまんま喋ってる日本人女性と思われる美声が流れ、軽く吹き出してしまいました。

なぜかユーザーからの評価が異常に低いこのアプリですが筆者は特に不具合といったものに遭遇することなく、使い心地も悪くありませんでした。

唯一不満があるとすれば取扱説明書のボタンをタップすると本機の説明に飛ぶのではなく、販売されている機種がズラッと出てきてしまい自分で探さなければいけなかったことが少々面倒だったことです。

価格

本機は株式会社音元出版主催の国内最大級のオーディオ&ビジュアル機器アワード『VGP 2025』において、コストパフォーマンス大賞および Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)部門で金賞を受賞しました。

他の同賞受賞製品には、『Edifier M60 マルチメディアスピーカー』や『オーディオテクニカ ATH-CKS50TW2』など、国内外メーカー問わず多くのユーザーから高い評価を受けている製品が名を連ねており、信頼性の高い賞であることが伺えます。

受賞理由が「マルチポイント接続や空間サウンドに対応、コストパフォーマンスに優れたイヤカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンに対して」とあってコストパフォーマンスが高いことが評価されたようです。

実際、競合製品である HUAWEI FreeClip はメーカー直販価格で 23,000円 もするので、多機能かつ高音質なのにおよそ3分の1の値段の「SOUNDPEATS CCイヤーカフ」はイヤホンは高ければ高いほど良い、という幻想を打ち砕くような価格です。

クーポン

他のクーポンと併用可能な5%OFFクーポンです。ご購入の際はぜひご利用ください。

対象商品:SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン
クーポンコード:SPCCPPRM089
割引:5%OFF
開始日:2024/11/27 00:00JST
終了日:2024/12/31 23:59JST

大好評で在庫が完売につき、商品の出荷が数日遅れる場合があるとのこと
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