NVIDIA GeForce GT 1030 にご用心

今年、2018年3月に品不足状態を解消するために、 NVIDIA はこっそりと DDR4 を搭載した GT 1030 を発売した。

これがとんでもない地雷らしい。

もう発売から 4ヶ月 ほど経つがあまりにひどくて YouTube で話題になっていたので改めて注意喚起という感じでご紹介。

GT 1030 と言えば、最新のゲームでも低から中画質でそこそこ遊べる財布に優しいエントリーモデルであるが、この DDR4 版はメモリスピードがやたら低く、一部の内蔵グラフィックにも劣る性能らしい。

性能


GDDR5 は2つパラレルリンクを持っているため、2倍のI/Oスループット性能を持つ。 DDR4 は1つしかない。このためメモリ周波数は約65%も低下している。

結果、メモリ帯域は 16.8 G/s という  4年前に発売された GTX 730 DDR3 と同格の性能になってしまっている。


 

この動画では GeForce GT 1030 (GDDR5) と DDR4 、 Ryzen 5 2400G (Vega 11) などでベンチマークを行っている。その結果は悲惨なもので GDDR5 版の半分の性能しか出ていなかった。 Ryzen APU にも負けてしまう始末だ。まごうことなき純粋なゴミと評している。

消費電力は GDDR5 は 30 W 、DDR4 版は 20 W。 これで性能が半分ときた。エネルギー効率に関しても GDDR5 版よりも大幅に悪化している。

見分け方


この DDR4 版は MSI や GIGABYTE 、 玄人志向 などの大手メーカーからも発売されており、結構広く出回ってしまっている。DDR5 のものと同価格帯で売っているので、型番から判断するしかない。DDR4 のものは大抵末尾に「D4」と記してある。

 

市場最悪のグラボか


何が最悪かと言えば、 NVIDIA がオリジナルの半分しか性能のないグラボを GT 1030 として名前をそのままにコソコソと売り出したことだ。しかも DDR5 版とほぼ同じ価格である。Amazon のコメントでも低評価が多く、騙されたというコメントを見かける。

詐欺で訴えられそうなもんだが、NVIDIA の伝統みたいな感じでこういうことがしばしば行われており、容認されてしまっている。

現在の CPU のオンボードメモリは4年前よりも遥かに高性能になっているし、こんなもの積むだけ電力の無駄だ。古いPCでよほど電源が限られているという状況でないと買う意味がない。もっとも、 10 W もケチらないといけないような逼迫した状態での稼働は危険なのでやめた方が良い。

GT 1030 を見かけても手を出さないか注意深くパッケージを見ながら買ったほうが良いだろう。


 


 

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