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LinuxでMicrosoft Officeで作られたファイルを開く

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マイクロソフトが開発しているオフィス・スイートは Windows、 Mac、、iOS、Android などのプラットフォームに対応しているが、Linux には未対応だ。

この記事では、Linux ユーザが他人から送られてきたマイクロソフト・オフィスで作られた文章(.docx)・パワーポイント(.pptx)などの資料を”無料で”確認するにはどのツールが適しているか、比較検証した結果を掲載。

なお、Google Docs は一度ファイルを変換しなければ読み込めないのでここでは除外する。 また、 Wine を使った力技も含めいないことにする。それぞれ環境が違うので動作する保証もないし設定に時間がかかりすぎる。

はっきり言うと金さえ気にしなければ有償サービスの Office 365 に加入してしまうのが一番楽だ。 Web 上で完結するサブスクリプションサービスだからインストールも不要。どんなデバイスからでもブラウザさえあれば使える。だが、私のように極力サービスに契約したくない人、安定した通信環境がない人や金欠な学生さんもいるだろう。そういう人向けの内容だ。

LibreOffice

LibreOffice は Linux ユーザならばわかると思うが、Microsoft Word や PowerPoint で作られた資料を読み込もうとすると、文字の合間や特殊文字の解釈が違うためか、ページやレイアウトがかなりズレることがよく起こってしまう。これはマイクロソフトに先駆けて様々な機能を追加しようという試みが行われた結果だ。しかし悲しいかな、これが返って多くのユーザにとってはマイナスとなってしまっている。

Apache OpenOffice

LibreOffice の元となっているプロジェクトが OpenOffice だ。 LibreOffice よりも保守的で若干は MS Office と表示を似せてきている。だがどんぐりの背比べ程度のもの。 開発が停滞気味なのもマイナスだ。

WPS Office

Linux に対応しており、オフラインで使えるツールでマイクロソフト・オフィスと互換性が最もあるオフィススイート 。なんと Linux 版は無償で使える。こちらもフォーマットが完璧とは言えないがかなり再現率が高い。複雑なレイアウトのページや枠線などを使ったドキュメントだと表示が多少ズレる。

http://wps-community.org/

Microsoft Office Online

Office 356 の無料版である。実はこれいくつかの機能が制限されているので、有料機能を作って作られたコンテンツの表示が非表示になってしまうことがあるが、ページのズレは少ない。 安定した通信環境がないと重い。

https://www.office.com/?auth=1

比較

マイクロソフト・オフィス・オンライン、WPSとLibreOffice をそれぞれ並べて比較してみたところ、WPS が一番レイアウトや図形を正しくフォーマットされた。だがいずれのツールも原文通り表示できたかというとそうはうまくいかなかった。WPS も有料の MS Office に比べ、図形を表示するページがズレていることもあった。

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LibreOffice は仕方ないとして、無料の MS Office オンラインは結構お粗末な出来だった。マイクロソフト公式が公開しているとはいえ、過信は禁物だ。せめて読み込みだけでも正しく行って、編集は有料にという形にすればよかったものを、読み込むだけでもかなりの制限がついている。

結論

送られてきた MS Office ファイルを多少ズレても良いから無料で簡単に確認したい場合は「Microsoft Office オンライン」

無料で凝った図形があるファイルを開きたい、編集をしたい場合は「WPS Office」。

しかし、いずれも完璧ではないということを念頭においておこう。

Android という選択肢

オフィス Android 版の出来がかなり良い。表示や印刷だけならば無料で使えるため、アンドロイド端末を所持してるならば、こちらを使うという手もある。

― 終 ―


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