LinuxとWindowsをデュアルブートするのは止めたほうが良い

Photo by Edgar Castrejon on Unsplash

デスクトップパソコンを持っていて Windows OS が入っているけど Linux も使ってみたいという人も結構いると思う。 Windows を仕事や大学で使わざる得ないけど、LinuxをメインOSにしたいとか、当方みたいに普段 Linux で様々なタスクを行って Windows でゲームだけしているという人もいる……かもしれない。

現代の Linux インストールメディアのほとんどは Windows とのデュアルブートを非常に簡単行ってくれる。しかしそこから自分で1つ変更を加えようとなると手のつけようがないほど面倒になる。

今までの当方の経験から、1つのドライブに OS を何個も同居させるのは止めておいた方が良い。本稿では3つの理由と解決策をご紹介。

理由


パーティションテーブルのカオス化


1つ目は単純で、間違って Windows パーティションを消去してしまうことがあるからだ。現在の Windows パーティション・システムは昔と比べて複雑で 回復パーティションや EFI パーティション、システムパーティションなどに分けられている。更にPCメーカーが割り振ったバックアップデータが入ったパーティションも存在したりする。

Windows のパーティションレイアウトだけでもこれだけ複雑

ここからパーティションを削除したり縮小したり Linux を詰め込めるだけのスペースを確保しなければならないのだ。よくわからないけど名前的に削除しても良いだろうと思ったら Windows 起動しなくなったということが多々ある。

それに久しぶりにパーティションを弄ろうとしたときにどれがどれだかわからなくなってしまうことがある。

ブートローダの複雑さ


Windows Boot Manager と GRUB2 などの Linux 系のブートローダはマザーボードの UEFI 標準搭載などによって設定が非常に複雑になっている。コイツを設定するのに何時間無駄にしたかわからないくらいだ。 MBR のときでさえ頭を抱えたが EFI パーティションの設定が非常に厄介だ。

ほとんどの場合後から Linux をインストールする形になる。だから GRUB が WBR と取っ手変わりインストールされることになる。しかし Windows アップデートが Windows  Boot Manager を自動的に復元してしまう場合がある。こうなった場合、アクセス不能な意味を成さない Linux パーティションがドライブに残ることになる。セキュアブートの搭載で Linux を締めだそうと画策したことからわかるように、 マイクロソフトがデュアルブートというのを良しとしていないのだ。

復旧作業が面倒に


パーティションが増えることによってドライブ内がゴチャゴチャになり、バックアップがより面倒になる。

やっぱ Linux 嫌だしやーめたってなったとき、Windows ディスクマネージャから Linux パーティションを削除するだけではダメなのだ。 Windows ディスクイメージを入手してブータブルメディアにインストールして、そこからコマンドを打ち込んで Windows Boot Manager を修復しなければならない。初心者にとってはこの作業だけでも調べる時間も入れて2時間くらいはかかるだろう。

 

解決策


もう1つドライブを載せる


これに限る。そして BIOS の起動ドライブ選択画面で選ぶ。

ASRock UEFI ブートデバイス選択画面

2018年現在、120GB の SSD は安くて3000円台で買えてしまう。120GB もあれば Linux を入れて遊ぶには十分すぎる容量だ。

まずデスクトップPCに接続されているドライブをすべて外し、買ってきた真っ新なドライブだけを接続し、Ubuntu なり OpenSuse なりをインストール。電源を落とした後に他のドライブを接続。これで間違って他のドライブに Linux をインストールしてしまうトラブルは回避できる。

あとはBIOS の設定画面に入って起動順序を決める。後は保存してから起動直後にF11などを押して起動ドライブを選択すれば良いだけだ。

仮想PCを使う


そこそこのスペックのPCを持ってるなら仮想PCでも快適に Linux を動かせるだろう。遊ぶだけならこれで十分。 お手軽に試せるのは VirtualBox 。デバイスの性能をなるべく引き出したい場合は VMware を使ったほうが良い。特に Linux 上で Windows の仮想PCを動かす場合は VMware の方が良さそうだ。多少の最適化設定が必要なようだが、 VMware を使って Windows のゲームで遊んでいる人もいるようだ。

Oracle VM Virtualbox

VMware Workstation Player Download

古いPCにLinuxをインストール


他よりも多めな出費になってしまうが中古ノートPCを買って遊ぶ。HP か DELL 、ThinkPad がおすすめ。Linux なら Core 2 duo でも 第 1 世代 Core i シリーズでも十分動いてくれるので選択肢は割と多いと思う。

格安中古で Linux に慣れてきて Windows 抜きで生きられそうになったら、メインPCのドライブをまるごとバックアップをとるか新品ドライブに交換してLinux をインストールすれば良いだろう。

ー了ー


 


 

こちらの記事もどうぞ

覚えておくと便利な Windows 10 ショートカットキー... Tadas Sar 更新 : 2018/12/01 それぞれオペレーティング・システムには便利なショートカットキーが用意されている。Windows 10も例外ではない。「Control + C」でコピー、「Control + V」でペーストなど、基本的なショートカットキーを覚えている人は多いと思...
Linux、Spectre V2 対応パッチをデフォルトで無効化、大幅な性能低下のため... トーバルズ氏、デフォルトでは防御機能(STIBP)を無効化すると発表 先週、休暇から復帰したリーナス・トーバルズ氏は、データ漏えいの危険性を持った脆弱性「Spectre Variant 2(スペクター2)」に対応したカーネルパッチについての見解を語り、デフォルトでは防御機能を無効化する...
グラフィカルな Nvidia GPU 用オーバークロックツール「Nvidiux」... Nvidiux Nvidiux は Python で作られた Nvidia GPU 用のオーバークロック・ツールだ。 このツールは Nvidia GPU をオーバークロックするのに必要な Coolbits オプションを付加した xorg.conf ファイルを自動生成し、ユーザが設...
Linux の CCCoC(行動規範)導入について... Photo by Brian McMahon on Unsplash 初稿:2018/09/29 改稿:2018/10/05 Linux に今までの Code of Conflict に取って代わって、新たに CCCoC(Code of Conduct、行動規範) が設けられた。 The...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。