Arch Linux – AURヘルパー「yay」を試す

Arch Linux には野良ソフトのインストールを支援する非公式ツールがある。ユーザが作ったスクリプト(PKGBUILD)に従い、ほぼ何もコマンドを打たずに野良ソフトをインストールできるスグレモノだ。これを「AURヘルパー」と呼ぶ。

今までならば、「yaourt」というヘルパーを使っていれば間違いなかったが、最近状況が大きく変わったらしい。

本家の「yaourt」の開発が停滞、その影響かすでに20個以上の派生型が作られている。もはやどれがどれなのかわからないような状況だ。そろそろ移行した方が良いと思ったので検討することにした。

yaourt は開発が停滞。

pacaur は開発中止、開発者は金に全くならないしいくつかのバグはコードの根本から見直さなければならないのでやる気が失せたようだ。

aurman の開発者がもう自分で個人的に使うだけに留めて開発には携わりたくないから実質開発終了。 yayへ移行するよう推奨している。


ということでユーザ数が多くて継続性が一番高そうなヘルパーを探すことに。

今回 AUR の投票システムで一番人気の 「yay」を試してみる。

yay をちょっと解説すると、 Google Go 言語で作られた機能全部載せのヘルパー。yaourt を参考に作られたのでありがたいことに使い勝手は似ている。なるべくユーザの入力の手間を省くよう設計したらしい。オプションも多い。

 

インストール


Manjaro Linux には初めからリポジトリに入っているので、そのままインストールすれば良いが、AURヘルパーがない状態の Arch Linux だと以下の手順を踏む。

まず、必要な開発パッケージ、Goコンパイラ と Git をインストール

# pacman -S base-devel git go

Git からファイルをクローンしてメイクするだけ。

$ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
$ cd yay
$ makepkg -si

 

実行例


使い方はほぼほぼ  yaourt と一緒。今まで使っていたコマンドが普通に使えるが、 yay 独自のオプションもある。


パッケージの更新

$ yay

依存関係から外れたパッケージを削除。今までのように yay -Qdt でも動く。

$ yay -Yc

システム情報を表示。インストールされたパッケージの数やインストールされた容量の大きいファイルを大きい順に10個表示する。

$ yay -Ps

実行結果

Yay version v8.998
===========================================
Total installed packages: 1071
Total foreign installed packages: 2
Explicitly installed packages: 298
Total Size occupied by packages: 6.4 GiB
===========================================
Ten biggest packages:
libreoffice-fresh: 376.0 MiB
linux-firmware: 297.6 MiB
noto-fonts-cjk: 284.3 MiB
noto-fonts-extra: 231.4 MiB
chromium: 164.6 MiB
moka-icon-theme: 147.3 MiB
python: 144.2 MiB
firefox: 139.6 MiB
nvidia-utils: 122.7 MiB
webkit2gtk: 114.1 MiB
===========================================
:: Querying AUR...

他にも公式でコマンドの例が乗っているので参照することをおすすめする。

GitHub yay – Examples of Custom Operations

ー了ー


 

 

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