SSH を使って Raspberry Pi 2 を操作 〜 Linux 編〜

※当サイトは広告収入で運営されているため広告が表示される場合があります。

クライアント側が Linux か Windows、ホスト側(Raspberry Pi)が Raspian OS をインストール、それぞれルータを介して接続していることが前提です。

詳しい解説は下のURLを参照

SSH using Linux or Mac OS – www.raspberrypi.org

手順

SSH を有効化

まず Raspberry Pi にディスプレイとキーボード、マウスを接続して SSH を有効化します。

ついでに ifconfig で Raspberry Pi のローカルアドレスを調べておきます。

Windows の場合はこちら↓

http://slacknote.wpblog.jp/connect-to-raspberry-pi-using-windows-ssh/

 2. ログイン

ここからはクライアント(Linux)PCから操作します。

ssh <Raspberry Pi ホスト名>@<IPアドレス>
デフォルトではホスト名は pi と設定されている。

$ ssh pi@192.168.0.18

接続に成功したらセキュリティの信頼性について警告が表示される。

The authenticity of host '192.168.0.18 (192.168.0.18)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:*****************************************.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes

接続する許可を与える。

Warning: Permanently added '192.168.0.18' (ECDSA) to the list of known hosts.

Raspberry Pi のパスワードを要求されます。デフォルトでは raspberry

pi@192.168.0.18's password:*********

SSH が有効になっている状態で pi ユーザのパスワードがデフォルトのままは危険、新しいパスワードを設定すべきだという警告。

 Linux raspberrypi 4.9.41-v7+ #1023 SMP Tue Aug 8 16:00:15 BST 2017 armv7l

The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
 the exact distribution terms for each program are described in the
 individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
 permitted by applicable law.
 Last login: Thu Sep 7 16:26:15 2017

SSH is enabled and the default password for the 'pi' user has not been changed.
 This is a security risk - please login as the 'pi' user and type 'passwd' to set a new password.

下記のように表示されたら接続が完了

pi@raspberrypi:~ $

3. アップデート

RaspbianOS をインストールする際、自動的にアップデートしてくれますが、筆者の場合、しばらく Pi を放置していたのでここでやっておきます。

パッケージリストの更新

$ sudo apt update

パッケージを更新します。

$ sudo apt upgrade

念の為にどのバージョンの Debian がベースになっているのか確認をおこないます。

$ cat /etc/debian_version
9.1

4. IP アドレスを固定する

通常ルータと接続するたびにあるいは時限式に IPアドレス がランダムに割り振られるがこれを固定化します。こうすることでいちいち Raspberry Pi の IPアドレスを確認する手間を省くことができるし、サーバとしての機能を付与した際に他の機器の設定を一々変える必要がなくなります。

まずは開放されているアドレスをルータの管理画面などから調べる必要があります。ここは環境によってまちまち。

ルータのDHCP設定画面

当環境では、192.168.0.10 から192.168.0.254 までのアドレスが開放されていました。

スーパーユーザにログイン

$ sudo su

通常 interface をいじるが、Raspbian では dhcpcd で設定するようです。

# vi /etc/dhcpcd.conf

ルータによって開放している IPアドレスの範囲は違うため、事前に使えるアドレスを確認しておく必要があります。

interface eth0
 static ip_address=192.168.0.25/24
 #static ip6_address=fd51:42f8:caae:d92e::ff/64
 static routers=192.168.0.1
 #static domain_name_servers=192.168.0.1 8.8.8.8 fd51:42f8:caae:d92e::1

再起動

# exit
 $ sudo reboot

先程設定した固定IPを使って再接続

$ ssh pi@192.168.0.25

5. パスワード変更

$ passwd
 pi 用にパスワードを変更中
 現在の UNIX パスワード:
 新しい UNIX パスワードを入力してください:
 新しい UNIX パスワードを再入力してください:
 passwd: パスワードは正しく更新されました

これで最低限の設定は完了となります。

おわり

コメント

タイトルとURLをコピーしました