Windows 10ではSSDの最適化設定をする必要なし!

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SSD をノートパソコンに導入して驚いたのだが、なにもせずとも  Windows 10 が SSD(ソリッドステート・ドライブ) を自動的に判別して最適な設定にしてくれた。Windows XP や Vista の場合は手動で TRIM を有効にしたりしなければならなかった。 Windows 10 では TRIM の自動化はもちろん、 デフラグやスーパーフェッチの無効化を行ってくれる。

SSD は HDD と同様、空き容量に余裕をもって扱うと良いというのは間違いではないが、書き込み予約領域などを自動で設けてくれる機能などが存在し、最低限のパフォーマンスを維持してくれる。 Windows OS においては、ウェブ上で紹介されている SSD 高速化設定集などは時代遅れだったり、ほぼ意味をなさないかシステムの不安定化を招くだけだ。

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延命のための最適化は必要か?

最適化設定を紹介するサイトでは SSD の寿命を伸ばすこともできるという旨の解説がなされていることがほどんどだ。2018年現在、そもそも OS のシステム深部に関わる設定を変更してまで SSD の書き込み量を減らす必要があるのだろうか?という根本的な疑問から見ていこう。

The Tech Report というハードウェアニュースや検証を行っているサイトは複数のメーカーの SSD を壊れるまで書き込みを続けるという過酷なストレステストを行った。テストは18か月間にもおよび、とうとう最後に残ったサムスン840シリーズ(250GB)も力尽きた。700TB もの書き込みをするまで書き込みエラーは起きなかったという。これは毎日 100GB の書き込みをしても19年も保つ計算になる。よほど大きな動画を毎日編集やレンダリングしたり、ビッグデータの処理を常に行わせるような用途でない限り大丈夫だろう。

Tech Report – The SSD Endurance Experiment: They’re all dead

この通り一般的な使い方をしていれば書き込み限界によるエラーが発生するということは SSD に欠陥でもなければまずないと言って良い。その前にトンネル酸化膜の経年劣化により徐々に寿命を迎えるだろう。この劣化の速さはメーカーによってまちまちだが、新品同様のSSDでも10年〜15年でデータが自然蒸発しはじめると言われている。

メーカーも最近は3年保証、商品によっては5年保証など、強気に出ているのも頷ける。5年も使っていたら更に性能の良いドライブが出てくるだろうし、いい加減買い換えるだろう。

SSD 導入に際して一番重要なこと

本筋とはズレてしまうが、そもそもハズレ SSD を買わないことが最重要だ。下記事で載せているが、バルク品やPCメーカーのオリジナルブランドなど市場には性能がかなり怪しいハードが出回っている。Intel 、crucial、Samsung など信用できるメーカーのものを買うことでこのリスクを最小限に留めよう。

ありがちな” SSD 最適化設定”に対する反論と解説

ここからはよく SSD を最適化するとして紹介されている設定が実は無意味、あるいは Windows が勝手に設定変更してくれているというものをご紹介。

システム保護の無効化

実はこの保護機能、デフォルトで無効になっているシステムが結構存在する。マイクロソフトは明確な回答をしていないが、システム保護機能が結構な容量を取るため、タブレットなど、容量の少ないドライブしか搭載されていないと Windows が判断した場合、デフォルトで無効にしているのではないかと言われている。 優秀な機能ではあるが他にもシステムをバックアップする手段が無数にあるので Microsoft 社内でその必要性に疑問が出てきているのだろう。ドライブ容量に余裕があれば積極的に使っていった方がストレスの軽減と時間の節約になる。

デフラグの無効化

書き込み量を減らすために無効化しろというサイトもあるが、旧来のようなデータの配列いじってファイルの断片化を解消するデフラグは Windows 10 が勝手に無効化してくれる。さらにパフォーマンス低下防止のために自動で定期的に TRIM する設定もしてくれる。最新バージョンの Windows 10 では SSD ドライブに対して手動でデフラグを実行することすらできなくなっている。 trim のタイミングをいじるよう解説しているサイトもあるが瞬時に終わるのではっきり言って必要ない。 Windows に任せれば良い。

SysMain (旧SuperFetch) の無効化

Windows が勝手に無効化する。ユーザがスーパーフェッチを有効化している状態だと、 Windows がドライブを自動判別し、 SSD などのアクセス速度の早いドライブでは無効化し、HDD などの遅いドライブで有効化してくれる。 なので一見有効化されているように見えても無効になっている場合がある。Windows 7 だと SSD ではこのような自動判断はしてくれず、SSD が一つでも搭載されているとスーパーフェッチは全ドライブで無効化される。 搭載されている SSD が激遅な場合有効化されることもあるそうだ。

仮想メモリ(ページファイル)の無効化

無効化すると正常に動かなくなるアプリ、プログラムが出てくる可能性がある。自動的に管理させるのが得策。たくさん DRAM を積んでれば Windows が勝手に空き物理 RAM を優先して使ってくれるし自動的にページサイズを調整してくる。考えなしに無効化してシステムが不安定化する要因 TOP10 くらいには入ってそう。

休止状態の無効化

SSD なら起動もシャットダウンも早いから必要ないという人もいるが、高速な SSD でこそ真価が発揮される機能だ。電源が確保できない状態で重要な編集作業を素早く保存できるのはかなり有用。

インデックスや Windows サーチの無効化

SSD はインデックス機能なぞいらないと解説するサイトが多いが、この機能が無効化されていると Windows はユーザが検索機能を利用するたびにドライブ内すべてを検索しなければならず、 SSD といえど多少時間がかかるのと CPU にかなりの負荷がかかる。SSD の I/O がいくら早くとも他のハードがボトルネックとなることも多々ある。インデックス機能は瞬時に全文検索ができる優れた機能だ。もし全く検索を使わないというのであれば無効化してもよいだろうが OFF にしても差してパフォーマンスの違いはわからないだろう。

デバイスの書き込みキャッシュの無効化

SSD への書き込み量を減らすためにこれを無効化しろというサイトもあるが、なんらかの電源トラブルに合った場合データが失われることがあるのでやめたほうが良い。しかも SSD によって返って遅くなることもあるのでいじらないのが吉。

まとめ

Windows 10 は勝手に SSD に最適な設定をしてくれるので余計なことをしなくても良い。 Windows はプライバシーにおいては全く信用できず、 Linux などに比べカスタマイズ性が非常に低くいという問題もあるがこれはまた別の話。それと引き換えにハードウェアの自動判別やドライバの自動インストールなど、オートメーション化が非常に洗練されてきている。 Windows を信じよう。

SSD 本体に関しても容量の増加とコントローラの高性能化により、巷で言われているよりもずっと耐久性が高くなってきている。ちゃんとしたメーカーの SSD を購入することに注意すれば良いだろう。

ユーザ側がやっておくべきことは SSD やマザーボードのファームウェアを常に最新のものしておくことと、UEFI(BIOS) の設定くらいだ。

もっとも、メジャーなメーカー製のハードウェアを使っている場合は Windows Update が勝手にファームウェアを更新することがあるのでその作業すら不要なことが多い。

ネットに転がっているおすすめ設定や高速化ソフトなどは体感できるほどのものはないしデメリットもある。調べるだけ時間の無駄だ。

それよりも不必要にPCのリソースを食う変なソフトや使わないブロートウェアをインストールしないことのほうが重要。1ヶ月以上使っていないソフトなどがあったらさっくりアンインストールしてしまおう。

以上

コメント

  1. 匿名 より:

    通りすがりの者ですが、非常に勉強になりました!
    ありがとうございます!

  2. 匿名 より:

    「Windows 10 では TRIM の自動化はもちろん、 デフラグやスーパーフェッチの無効化を行ってくれる。」
    と冒頭で述べていて、さらに「最新バージョンの Windows 10 では SSD ドライブに対して手動でデフラグを実行することすらできなくなっている。」と
    述べていらっしゃるが、
    一番簡単に確認できるデフラグに関して当パソコン(Windows10 Ver.1909)で確認してみたところ、
    普通にドライブの最適化が可能であり、「状態も最適化が必要です」との現在の状態のステータスとなっていた。
    このページに記載されている内容の信頼性は?であると思いますが…

    • slacknoteslacknote より:

      記事の中でも説明していますが、最新のWindows 10においてディスクドライブで行うようなデータ配列を入れ替えて整理する「デフラグ」をSSDに対してできなくなっているのは確かです。
      SSDには機械的な可動部はなく半導体素子メモリを使った記憶媒体なのでデフラグをする必要がないのです。

      SSDにおいての「最適化」=「TRIMコマンドの実行」です。
      自身のシステムにSSDが搭載されている場合 Windows は自動的にそれを検知して「ドライブの最適化」でデフラグの代わりにTRIMを実行するようプログラムされています。
      SSDはデータをユーザのインプットで削除しないという特性上、未書き込みの領域がなくなると使って良い領域を調べるのにほんの少しの時間がかかります。
      TRIM は必須ではないですが、TRIM は SSD に使って良い領域を事前に通知してくれるのでやらないよりもやったほうがパフォーマンスが維持されます。

      通常はOS側が勝手に実行のタイミングをスケジューリングしてくれますが、されてなかった場合週1回程度行うようスケジューリングすると便利ですよ

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