「Xiaomi Redmi Airdots」クォリティが高い格安完全ワイヤレスイヤホン

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「Redmi」はスマートフォンなどを作ってる Xiaomi 社のサブブランドだ。最初はただの下級モデルの商品ラインアップだったが、人気が出てきたことから Mi シリーズなどとは別のブランドとして売り出されるようになった。

原型にあたる「Xiaomi Mi AirDots」はタッチセンサだが、「Xiaomi Redmi AirDots」は物理ボタンがある。後述するがこの物理ボタンが唯一このイヤホンで残念な点といえる。

スペックシート

型番TWSEJ04LS
防塵防水性能IPX4
素材ABS樹脂
Bluetoothv5.0
対応コーデック・プロファイルA2DP、AVRCP、HFP、HSP
イヤホンの重さ4g
バッテリケースをあわせた重さ12g
バッテリ容量40mAh
バッテリケース容量300mAh

チップセットは Realtek の RTL8763B を使っているようだ。

www.realtek.com_-_REALTEK_-_RTL8763B

ギャラリー

グローバル版も存在するらしいが、中国版のほうが安く販売されていたのでそちらを購入した。違いはおそらく説明書とケース裏の表記のみと思われる。

同梱物は、充電機能付きケース、イヤホン本体、イヤピース(3サイズ)中国語のみの説明書となっている。別途充電アダプタと microUSB Type-B ケーブルを用意する必要がある。

同梱物

「Xiaomi Redmi AirDots」 はほぼプラスチック製のため、ものすごく軽量だ。

充電ケース表
充電ケース裏

中国国内向けの商品のため説明書やイヤホンケースの表記はすべて中国語。しかし上位モデルのような音声案内ではなく通知は効果音のみのため中国語の音声が不意に流れることはない。

ケース裏の MicroUSB Type-B ポート
充電ケースのチャージングポート

ケースに磁石が仕込んであるので持ち運びしてもイヤホン本体がケースの中で暴れることなくちゃんと充電できる。

イヤホン本体

出荷時にはポートにシートが貼ってあるので外す必要がある。

ケースに収納した状態

分かりづらいと思うが、ボタンの下部にLEDがあり、赤(充電中)、青点滅(ペアリング)、赤1回点滅(電源OFF)など状態を表示する。

使い方

基本的な使い方はペアリングさえ完了してしまえば、ケースからだして使い終わったらしまうだけだ。ケースに仕舞ったら勝手に電源が切れ、充電が開始される。

デフォルト設定では右のイヤホンがスマートフォンなどの端末と接続する。左右のイヤホンをそれぞれ独立して使うこともできるがややこしくなるのでおすすめはしない。独立して使うと音量が左右で違う大きさになるというトラブルもたまに起きる。

左右のイヤホン表面はボタンになっており、一回押すと起動中の音楽や動画アプリの再生/停止を行い。二回押すと Google アシスタントが起動する。

しかし、物理ボタンなのでせっかく調整したイヤフォンの位置がズレることもあり、耳に刺したまま押すのもあまり心地の良いものではない。なるべくスマートフォン側で操作したほうが良い。これさえ許せたらこのイヤホンはたいそうお気に入りになるだろう。

持続性

満充電の状態で約4時間使用可能。ケースはバッテリが内蔵されており充電機能を有している。イヤホンのバッテリは 40mAh。左右合わせて 80mAh。ケースのバッテリ容量は 300mAh 。これでケースだけで約3回イヤホンを充電できる計算になる。他の高価格帯の完全ワイヤレスイヤホンと引けを取らないバッテリ性能だ。ケースは急速充電器を使えば30分ほどで満充電になる。

装着感

装着感は悪くない。イヤピースを耳孔にはめ込み、本体を耳甲界(耳孔の近くのくぼみ)に置く形になる。本体が中身が空ではないか思うほど軽い上、カナル型なのでキツくはめ込めば割としっかりと固定する。

Apple Airpods のように選ばれし耳を持つ者にしか使えないということはないが、耳の形によっては押し込みが甘いまま動き回るとポロリと脱落する可能性はある。 最適な位置を見つけるのに数回試行が必要かもしれない。

音質

どの音域でも並外れて良いということはないが、バランスが取れている。

Redmi AirDots は 7.2mm の割と小さめのドライバが搭載されているためか低音が少々物足りない感じはするものの、高音ははっきりとしていて鮮やか。中音も素晴らしいとは言えないが大音量で聞いていても潰れることなかった。正直この価格帯でこのクォリティは驚きである。

ノイズキャンセリング

本機は、DSPを用いて環境音やノイズを低減してくれる。カナル型ということもあって、大音量で音楽をかけて歩いていたり料理をしたりしていると周囲の音がほとんど聞こえなくなるので危険なレベルだ。しかし外部マイクから音を取り込んでノイズを解析処理するアクティブノイズキャンセリングのような高性能な代物ではないので航空機の中みたいな騒音が大きな環境で使ったらガッカリしてしまうかもしれない。

接続性

手元にある Bluetooth 4.1 のワイヤレスイヤホンと遜色なく使えてる。接続距離はスマートフォンの Bluetooth 性能にも依存するので一概にはいえないが、およそ 10m 離れても接続は途切れることなく音楽を聞けた。さすがに金属製のドアが間にあると通信は途切れたが、木造2階建ての1階にスマホを置いたまま2階で音楽を聞くということも出来た。ただ人通りや通信機器が多いところだとたまにノイズが乗ったりすることがある。

なお、低遅延コーデックに対応していないので、音ゲーなどには向かないだろう。YouTubeを視聴していたときにほんの少しだがラグがあるを感じた。

価格

Amazonで大量に出品されているがいずれもGearBestなどと比べ、5割ほど高い。商品が到着するのに数週間かかるが Aliexpress、GearBestやBang good.comがセールのときを狙って買えば2000円前後で買えるときがあるのでそちらを狙ってみるのがおすすめ。

Aliexpress

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おまけ:リセット方法

このイヤホンに日本語、英語表記がないため、設定をリセットする方法に苦慮している方が結構いらっしゃるようだ。下記のページにペアリング設定の初期化方法を掲載したのでご参考までにどうぞ。

おわり

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