更新:2019年1月24日
現在の War Thunder の Linux クライアントはひどい有様だ。Gaijin からはいつ改善するのか相変わらず何も告知はない。
私は諦めて Windows でプレイしてしまっているが、水面下で Vulkan API での開発がゆっくりではあるが進められており、試すことができるようだ。
※1 デスクトップ環境が KDE Plasma の場合、そのままだとブラックスクリーンになってしまう。 Compiz を使った回避策もあるようだが、面倒なので試していない。
※2 AMD Radeon を使っている場合、ほぼ問題なく動くが Nvidia GPU の場合は起動すらできないことがある。 Vulkan 版の正式リリースが遅れている原因だと考えられる。
WarThunder Vulkan を有効化する手順
1) ゲームがインストールされたディレクトリに content というサブディレクトリがある。ここに pkg_vulkan.rq2
という空のファイルを作る。
$ touch pkg_vulkan.rq2
2) WarThunder のランチャーを立ち上げて Vulkan 関係のファイルをダウンロードさせる。
3) ランチャーを閉じて、WarThunder ディレクトリにある config.blk
をテキストエディタで開く。
4) renderer2:t="auto"
と driver:t="auto"
を renderer2:="vulkan"
と driver:t="vulkan"
に書き換える。
5) 通常どおりランチャーから起動すると config.blk
がデフォルト状態に書き戻されてしまう。WarThunder/linux64 内にある aces を実行してゲームを立ち上げる。
1カ月ほど前は Arch Linux で起動すら出来なかったが、今回は派生ディストリの Manjaro Linux で遊べた。
使ってみた感想としては現状の OpenGL 版よりも遥かにマシだ。大体 20fps くらいパフォーマンスが向上、背景のグリッチがいく分か減って鮮明になっている。起動時に落ちたり、まだところどころつっかかりみたいなものを感じるがエラーで落ちることが少なくなった。
正式なリリースがいつ頃になるかはわからないが、今後の Linux 版クライアントに少しは希望を持っても良いのかもしれない。
追記(2019年1月23日)
後に AMD Radeon RX 570 でテストしたところ、Windows 版クライアントと遜色のないフレームレートが出力され、ほとんどゲームがフリーズしたり落ちることがなかった。一方、Nvidia は Geforce GTX 750 Ti でテストを行っていたが起動すらままなくなってしまった。
現状 Nvidia グラフィックボードよりも AMD の方が Vulkan と相性が良さそうだ。
おわり
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