Nexus 5 はもう発売されて5年も経つ機種。SoC が古いためおごせ綾みたいにバカスカバッテリを食うけど、それ以外はクアッドコア2.26GHz、Full HD、薄い、軽い、持ちやすいと良いとこばかりの名機。まだカスタム ROM が作られていることからまだに愛用している人も多いようだ。
せっかくなのでサブ機として復活させてみた。
今回は壊れたスクリーンをフレームごと交換するのと劣化したバッテリの交換を行った。
Nexus 5 は非常に分解しやすいことで有名だ。YouTube でも分解している動画やバッテリ交換している動画が多数上がっているので参考にしつつ作業をした。
分解
まずは分解するのにこんな道具があると便利。
まずは SIM カードを抜いく。 SIMカード周りが非常に細いので慎重に扱わないとすぐ割れてしまう。というか割ってしまった。今回メインフレームごと取り替えたので助かったが SIMカード挿入口の周りは触らない方が良い。
プラスチックのヘラを横から差込、回しながら少しずつ開けていく。
カバーを開けた状態。左のカバーには NFC 回路や予備バッテリーがついているので慎重に扱おう。カバーの回路保護シールはカバーを交換するときでない限り剥がさないほうが良い。
本体についている10本のネジをすべて精密ドライバで外していく。
本体下部。右の部品にはスピーカーが内蔵されている。
本体上部
本体上部。この状態ですでにバッテリは交換できる。
コネクタを全部外す。印をついけ忘れたが左下の本体下部に繋がっているコネクタも外す。
本体下部の液晶コネクタ。
SoC や eMMCが乗っている基盤
左右の白黒の配線は Wifi および 4G モバイルアンテナ。こちらもコネクタ部分を持ち上げることで取れる。
取り外した日本向けLG純正バッテリ。裏側にかなり強力な両面テープで固定されているので力を入れないと取れない。その過程でバッテリがひん曲がってしまった。
互換パーツの入手
ebay経由で購入した互換パーツ。本体フレームとタッチスクリーン。

今ならばAliexpressでもかなりお安く手に入る。
Amazonで購入した互換バッテリ。ロワジャパン。
バッテリのコネクタ部分が非常に破損しやすいので取扱に気をつけなければいけない。取り付けた後、固定しないとバッテリがぐらついてコネクタに負担がかかって折れる可能性があるため、必ず両面テープをつけよう。
パーツ交換
パーツを全部取り外した状態。右には新メインフレーム。青いシートを剥がすとバッテリを取り付ける両面テープになる。
上が新しい互換フレーム、下が純正。新フレームにはマイクなどを移植した後だけど、純正のものと完全には一緒ではないことがわかる。ぐらつく部品は両面テープで固定した。
部品を取り外した純正フレームの本体下部。
新フレームにすべてパーツを移植した状態。
無事起動。スクリーンは純正同様キレイだった。タッチの反応もよく解像度が低いということもない。
せっかくなのでガラスフィルムを装着。
バッテリとフレームで合計で 3,500円くらいかかった。
ディスプレイ、タッチパネルが壊れた場合、パーツを購入するときに多少高くてもフレームと一体になっているものが良いと思う。パネルをフレームから引っぺがす作業、フレームにパネルを貼り付ける作業が減るので難易度がぐっと下がる。
高性能な eMMC を移植できたという報告もあり、書き込み速度の高速化と容量増加ができるらしい。ヒートガンで融着剤を溶かしてキレイに掃除したあと新 eMMC を取り付けるらしいけど、知識も技術もないんでこのへんでやめておこうと思う。
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