サムスンがメモリ減産を計画、価格を「安定」させる狙い

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2018年9月22日

先日、 Samsung の関係者が DRAM の生産を制限することを計画していると報道関係者に漏らした。ブルームバーグによれば、サムスンは「需要の低下が予想されるので来年メモリチップの出荷量を減らす」ことを予定しているらしい。

おそらく Intel CPU の供給不足が原因でメモリ価格が下落すると予想されていることを受けてのものだろう。

SlackNote – Intel CPU の供給不足がメモリの価格下落をもたらす?

ブルームバーグのアナリスト 、Anthea Lai 氏は「サムスンが DRAM の供給を減らすということは今の寡占市場に満足しているということだ。価格を下げてマーケット・シェアの拡大を目指すよりも、生産を抑えて価格を高いままにしたほうがサムスンにとって好ましいのだろう。」と分析した。

Bloomberg – Samsung Plans Lower Chip Growth Amid Price Concern, Sources Say

DRAM チップを生産しているサプライヤーは Samsung の他に、SK Hynix と Micron しかない。3社の思惑が一致すれば「協力」してメモリ価格を高止まりさせるのは難しいことではないだろう。

実際に、何年も前から各所から3社がカルテルをしているのではないかと疑われている。

SlackNote – メモリの価格が下がらない理由

サムスンの RAM は 最新の Nvidia Geforce 2000シリーズには GDDR6 、 AMD Vega シリーズにも HBM2 として載せられている。PC の DDR4 メモリ市場だけでなく、RAM が載せられているあらゆる製品が影響を受けるだろう。



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