Xiaomi 端末で使える強力なツールを XDA の書き込みから発見したのでご紹介。ROOT権限取得もブートローダのアンロックも必要ないので最強のツールと呼べるかもしれない。
正しくは、「Saki-EU」という人が作った 「Xiaomi ADB/Fastboot Tools」という名のツールだ。
Xiaomi ADB/Fastboot Tools
このツールで何を行えるかというと
- システムアプリの管理
- PCと端末間のファイル転送
- スクリーンのDPI変更
- スクリーンの解像度変更
- デバイスの詳細情報取得(シリアルナンバーなど)
- ROMやイメージファイルからの起動、焼き。(ブートローダのアンロックが必要)
- 工場出荷状態に初期化、キャッシュの消去
- OEM ブートローダのアンロック&ロック(Android One のみ)
- MIUI ファストブート ROM のダウンロード
- ブートローダやリカバリなどへの特殊なリブート
これからROM焼きやらサードパーティリカバリの導入などをしたいという人が英語読めないなんてことはないと思うので使い方やQ&Aは省くが注意点もあるので元ページを熟読しよう。
下準備にPCにADBドライバとJavaランタイムをインストールしておくことと、開発オプションの有効化とUSBデバッグの設定を有効化しておく必要がある。
ちなみにワンクリックでOEMアンロックはできるが、Miアカウントとのヒモ付は相変わらず必要だ。Xiaomiデバイスのアンロック方法は下の記事をご覧いただきたい。
スクリーンショット

このツールの何が良いかと言うとMIUIのシステムアプリをアンインストールできることだ。MIUIにはブラウザやミュージックプレイヤーなど、いまいち使い勝手が悪いアプリがついてきて、それがアンインストールできない。
ある程度Androidの扱いに慣れているユーザならばGoogle謹製のアプリのほうが使いやすいし無駄にROM容量を食っているこれらのアプリを削除したいはずだ。
アプリの無効化も行えるので削除せずともチマチマと様子をシステムの様子をうかがいながらアプリを削除することもできる。

このツールを使えばADBモードでブートローダのアンロックも ROOT 権限もいらずに不要なシステムアプリをアンインストールできる。しかも、削除するとシステムがハング(システム停止)するようなアプリは除外されているので安心して使える。あとでシステムアプリを復元したい場合はReinstallerモジュールですぐに再インストールできる。
さらにブートローダをロック状態に戻せるのもありがたい。メーカー保証を回復できるかどうかはわからないが少なくともアップデートはちゃんと受けれるようになるだろう。気持ち的にもロック状態の方が気分が良い。
XiaomiスマートフォンをストックROM状態で使うにしろ、カスタムROMを使うにしろ便利なツールだ。
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